Fixed point observation in a sea of alcohol.

Bar を定点観測しています。

EST! (湯島)

個別のレポートに入る前に,共通ルールの確認。

 

どのバーでも注文したものは

  1. ジンフィズ
  2. マンハッタン
  3. ホワイトレディ

の3つ。順番も固定。レシピなどについては特にリクエストなしでお店ごとのスタンダードをお願いした。おつまみの注文はしない。お通しのあるお店ならそれをいただくのみ。

 

値段はそのまま公開するのは,ちょっとエグいかなと思うので,

〜¥4,000
¥4,001〜¥5,500
¥5,501〜¥7,000
¥7,001〜¥8,500
¥8,501〜

と5段階で記録する。

 

この企画を始めるにあたって,自分が普段からお世話になっている店は,早めに行っておきたいところ。最初に行きたいとなれば,やはりここだろうということで,湯島のEST! を訪れた。ここは自分がハードリカー,特にウィスキーを飲み始めるきっかけになった店。マスターの知識とバーの在庫の豊富さに驚いた。

 

このお店,もともとは口コミで知られていた店で,マスターも過剰に人気がでることをあまり望んでいる風でもないので,ブログに書くかやや悩ましいものの,現在では食べログもあるし,書いてもいいだろう。

 

湯島駅からすぐ近くにある老舗。カウンターとテーブル1つのみで,テーブルは荷物置き場に使われていることも多い。来訪するなら最高でも3人まで。1人か2人で行くのがいいと思う。内装はシンプルだが,年代を感じさせる作り。

 

価格はD。ジンフィズはやや温度が高めで,ジュースの味やジンの香りがはっきりとしたもの。量は少なめ。マンハッタンは優しい味で,これも温度はやや高め。スィートベルモットの香りが効いている。一方,ホワイトレディはキンキンい冷えていて,それでもジンの味やレモンの酸味が際だったドライなもの。

 

やはり基本に忠実な作り方で,今後の基準としていくのにいい味であったと思う。

 

ゆっくりとお酒を飲みたい,バーを楽しみたいという目的であれば,ここはオススメ。マスターをはじめとするバーテンダーの方々との会話もしやすい。大人数で行ってうるさくするようなことは許される店ではない。ダラダラ飲むのではなく,3,4杯飲んでちゃっと帰る,そんな飲み方が似合う店だ。とはいえ,誘惑を断ち切って席を立つのは難しいのだが。